エリ

スター・ウォーズ/最後のジェダイのエリのレビュー・感想・評価

4.5
昔の作品ってナンバーツー(とか美味しい所を持っていく人)って圧倒的にカッコよかったり目立つ印象があるんだけど、近年はそういうポジションに『親近感や共感(見た目含む)』を得やすい存在のキャラが打ち出されてるなぁと、ふと思って。

スターウォーズに散らばる思想や哲学感が好きなんだけど、今作は『自己を発信しやすい(誰もがチャンスを作りやすくなった)現代ならでは』の見せ方なのかな〜と、うまく言葉に出来ないんだけどそんな感じの事を観ながら思った。
ざっくりだけど、誰もが主人公になれるんだよ、みたいなメッセージを感じた。(全然そんな事ないのかもしれないけどww)

そしてそうは言ってもローズの描かれ方、運びはやっぱり何か...びっくりしたわ...(好きな部分もあったから尚更)

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IMAX3Dで鑑賞。

賛否両論の通り、確かに胸熱ポイントもツッコミポイントもとても多かった!
いつもは孤独な鑑賞者だけど、スターウォーズは周りでも観た人が多いので鑑賞後『萌えとツッコミを語り合う会』を開くか!?このモヤモヤどうしたらいいの!!?と、各々の混乱ぶりwを語り合ってしまったほど。

毎度巧妙な『あん時のアレ』を思い出させる場面アレコレではしっかり泣いた...
ライトセーバーのカッコ良さにはやっぱり震えた...

注意))カッコイイのはライトセーバー(自体)です。
戦闘シーンの「おまいら体幹どしたァ!?」と聞きたくなるような構え、動きはわざとなの...?一応シーン的には感動しつつも、頭の中半分は

「いや、動き...そうじゃなくね!?」
と思えて仕方なかった(゚д゚lll)

次作メッキメキに上達してまっせ!な展開への伏線なの??
そもそもエピソード1.2.3のメンバーが上手すぎたの???
(T_T)カッコヨカッタモンネ...

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そして、何時でも何処でもカイロ・レンを見る度に
「こんのバカ息子〜〜〜(🔥^∀^)」
と怒りスイッチが入って仕方なかったのだけど、鑑賞後にはアラ不思議。

「カイロ...レン........./////」(目を閉じると蘇るレイとの共闘シーン。二人の動きはともかくね!w)

ときめき度の急上昇、自分のチョロさに泣けたわ…チョれぇ〜おばさんだな......

世間のお姉さま方が「レンくん♡」って言ってるのを聞く度に、

「いや、“くん”は要らねえだろうが!!!(怒)」

とず〜〜〜っと思ってたんですけどね...ちょっとわかるようになっちゃったわ......

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レイの不器用さや葛藤してる感じを見る度泣いて、これだからスターウォーズはよぉ...とも思うし、世代交代の寂しさ切なさ、どこか虚しさも感じたり...

そうそう、『葛藤』の仕方も何だか現代ならではだなと思った。 主にカイロ・レンさんの厨二感のせいかもしれないけどww

消極的だったり時に乱暴だったり、闇の描き方も似ているようでちょっと違くて。フォーカスの仕方が今風だなぁと思った。
今の作品だもの、そりゃそうか…新しいスターウォーズ...かぁ......と、鑑賞後しばらく言葉にならない空白の吹き出しが頭の上に浮かんでいたのでした。
エリ

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