ブラックマンバ

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのブラックマンバのレビュー・感想・評価

4.1
今思い返せばEP3以降、自分が見てきたのスターウォーズはスターウォーズではなかった。
いや、確かにそれは『スターウォーズ』の名前を冠し、スターウォーズの設定に基づいていたのだが、結局の所”スターウォーズの映画”に過ぎなかったのだ。歳を経るにつれ、私はいつの間にか自分の中でスターウォーズを”映画”という枠の中に納めるようになっていたのだ。
しかし今日、この『スカイウォーカーの夜明け』で私は久方振りに”スターウォーズの映画”ではなく、純然たる”スターウォーズ”。そしてかつてそれに心踊らせていた”自分自身の童心”と再会することができた。

「スターウォーズって楽しい」

そんな初歩的な感情を、時間の砂の中から引き上げてくれた。
私にとってこれはそういうものだった。

だから私はこれと、これに関わった全てにただこれだけ言いたい。
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