舞台は西部開拓時代のアメリカ。16歳のジェイ（コディ・スミット＝マクフィー）は、片想いの相手ローズ（カレン・ピストリアス）を探すため、スコットランドからたった一人でアメリカ西部にやってきた。
熟練のバウンティ・ハンター、サイラス（マイケル・ファスベンダー）は、ジェイの一人旅が危なっかしくて見ていられず、前金$50で用心棒を申し出る。
なぜかこのサイラスがナレーターとして、初恋の相手を一途に探すジェイのお話を語る、みたいになっているのが変な感じでした。
サイラスを始めとして、ジェイが一人旅をしながら様々な西部っぽいキャラクターに出逢うのですが、スコットランドから来てまだ16歳でアメリカのことをなんにも知らないジェイを放り込むことで「いつもと違う西部劇」って感じにしたいのかなあと思いました。
サイラスはジェイくらいの年齢のときにペイン（ベン・メンデルソーン）率いるバウンティ・ハンター集団に拾われたんだけど、殺し殺されの生活が嫌になり独り立ちしたらしい。ジェイの一途な恋心や、アメリカ西部を希望のある土地と信じているところにほだされてジェイを助けているようなんだけど、この心のアヤがイマイチ良くわからない。
ペインのバウンティ集団も、犯罪組織だけど親を殺された子供を保護したり、一人では生きられない年寄りや女性も仲間として入れているので、「勧善懲悪ではない」両面を見せているつもりなんだろうけど、なんだか中途半端。
ローズと彼女のお父さんは賞金をかけられているので、複数のバウンティ・ハンターが最後ローズとお父さんの家に集結して撃ち合いがあるんだけど、この家が素晴らしい！全部生木で作ったばかりって感じで、木の匂いがしそう。内装は真っ白にペイントされていて、窓枠とかも手作りっぽくてカワイイ。家ばっかり見てた。
最後はネタバレになってしまうのでコメント欄で！！
