Harigane

国際市場で逢いましょうのHariganeのレビュー・感想・評価

国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)
3.9
Harukaさんとの同時鑑賞🌟
ずっと気になってた韓国作品です🇰🇷✨

<あらすじ>
1950年。
朝鮮戦争によって韓国に避難する際に父親、妹のマクスンと生き別れたドクス(ファン・ジョンミン)は母親と2人の弟、妹と共に叔母が運営する釜山国際市場で世話になり働き始める。
別れの間際に家長として家族を守れと父親に言われたドクスは自らを犠牲にして家族の為に西ドイツの炭鉱で働き、そこで同じく出稼ぎに来ていたヨンジャ(キム・ユンジン)に出会い、恋に落ちる。
ヨンジャと結婚して幸せを感じるドクスだが、妹の結婚資金の為にベトナム戦争に行くことを決意する・・・

<感想>
生き別れた父、妹と再び出会う日を信じて、家長として自分を犠牲にしてでも必死に家族を支えるドクス。
家族のために自分自身を犠牲にすることに対して、全く躊躇する事がない😶
それも父親との約束、家長となって家族を守るという決意からだと思いますが、彼自身、この辛い人生にも幸せを感じていたようにも思えました🫢

とにかく辛い経験ばかりを繰り返すドクスですが、それでも常に笑って前を向き、必死に生きている💫
「つらい時代に生まれこの苦しみを味わったのが、子供たちじゃなく僕たちで本当に良かったと」
ベトナム戦争の最中、ヨンジャに書いたこの手紙の言葉がとても印象的でした😂

家族のために必死に生きる男の決意はとても強いですね🔥
そんなドクスにも親友のダルグ(オ・ダルス)がいて、そして最愛の人ヨンジャがいて✨
支えになる人がいれば、どんな辛い状況でも前向きに生きていける。
人と人の絆の深さを感じさせられました🤝

ずっと強く生き続けたドクスですが、最後についに弱音を吐きます。
「十分に頑張っただろ。でも・・・本当につらかった」
と言って涙を流すドクス、これは思わずもらい泣きしそうになるぐらいに、胸にグッときましたね😢
家族のために頑張ってきたドクスに対して、「お疲れ様」と心から言いたくなりました👏

今作で主役のドクスを演じるファン・ジョンミン。
なんと!20代から70代までを一人で演じ切っているんですよね⚡️
特殊メイクで70代のおじいちゃんをも演じるファン・ジョンミンはあまりにも自然すぎて驚きました😳

朝鮮戦争による悲惨な状況を知り、その中でも家族の温かい愛情の深さを感じられるとても素敵な作品でした🎶
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