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美女と野獣のvenom9のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.8
妙に好きなのですよ「美女と野獣」。
1991年版アニメDVD買いましたし、随分前ですがブロードウェイでミュージカルを鑑賞しました。
本レビューのために調べたところ、オリジナルはフランスのガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴによって書かれ1740年の刊行ですね。その後ジャンヌ=マリー・ルプランス・ド・ボーモンによってコンパクトかつシンプルに書き直されたいわゆる「ボーモン版」によって広く知られその後現在に至りますが、多くの作品は概ねボーモン版がベースだとか。
筋がシンプルで良いですよね。呪われ野獣と化した高貴な青年が美しい女性との愛で救われる。いいですね。救われないけど、サム・ライミ監督作「ダークマン」(主演リーアム・ニーソン!)なども設定は近いですよね。
本作は短期的にアニメの実写化ですが、日本でよく見られる改悪にはなっていませんね。
主演二人も若く美しく、素晴らしい。エマ・ワトソンは女優業休止中でもったいないですね。ダン・スティーブンスは「誘拐の掟」でのやさぐれた役と正反対の、さわやか王子様です。
脱線しますが、彼が次期ジェームズ・ボンドだと、これまでほぼスルーしてきた007シリーズを観たくなりますね。
(2017年7月 劇場にて鑑賞)
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