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美女と野獣の29のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.0
まず、この作品の鑑賞を検討している方は、
「字幕」での鑑賞をオススメします。
というのは、最初、ベルが家から出てきて村を歩いて歌う歌唱シーン
「朝の風景」の歌詞が「吹き替え」だと違和感出まくりなのです。
ベルをイメージして作られた曲でとてもこの映画ではとても大切な歌。
違和感出まくりだとこの先のストーリー、観た後の気持ち、後味が悪いです。(気になる方はYoutubeに字幕版と映画吹き替え版、両方上がっていますので視聴してみるのもいいかもしれません。なのでネタバレ表記にはしません。)ちなみに私は、エマ・ワトソンが歌う「朝の風景」が聴きたくて「字幕スーパー版」で鑑賞しました、とってもよかったです、参考にしてください。


このたった5分ぐらいの歌唱シーンだけで「吹き替え」で観た人と「字幕」で観た人の感じ方が異なってくると思いました。それほど重要なシーンだったということでもあります。

この映画が伝えたかった本当のメッセージが見えてきます。


ここからが本題の感想なのですが、さすがディズニー、クオリティが高いですね。この映画が伝えたかったことはなんだったのでしょう。真実の愛…?ジャンル的にラブストーリーなのでそれもあると思います。
私がこの映画を観て誰かにこの映画の鑑賞を勧めるなら
「自分を失っている人・失いかけている人」に観て欲しいです。
ベルは結婚相手を探すより、自分を探している少女です。そして外の世界を夢見ます。私はこれが本当のメッセージなんだと思うのですが、たとえ自分がとても変わった人間であっても悩まず、自分らしくいて欲しい、器の広い人になって欲しい。「心の広い人間になって欲しい。」
ベルの勇敢で優しい姿には黄色のドレスのように眩しいものが
ありましたね。

演出でみると現代に照らし合わせているのもこの映画の一つの特徴とも言えます。ゲイのキャラクターや黒人のキャストを起用するなど、まさに現代版「美女と野獣」だったと思います。

実は私もこれを観る前は自分を探していました。もし同じ方がいて、この映画を観たら何か答が解るかもしれません。
いろんな観ても楽しめる、何か教えてくれる、とてもいい映画だと思いました。

吹き替えに納得がいかなかったですが、いいものが観れたので評価は4.0。

(まだ整理がついていないので後日追記や修正をするかもしれません。)
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