Ludwig2

ロスト・シティZ 失われた黄金都市のLudwig2のレビュー・感想・評価

3.9
冒険物のB級映画の1つかと思いきや、割と良い映画だった。単にドタバタを繰り広げるだけの内容ではなく、アマゾンの奥地に必ず文明があるという信念を持った軍人であり冒険家である主人公パーシー・フォーセット(実在の人物)の3回にわたる冒険を描いた作品である。王立協会の仕事で訪れ、多くのメンバーを失いながらも文明を「発見」した1回目、他の研究者に笑われながらも挑んだ2回目。2回目は、変なおっさんをメンバーに入れたせいで、あと1歩のところで断念した無念の姿。その後、戦争を挟んで息子と挑んだ3回目。今回は現地の部族に捕まって殺されてしまうが、心は満たされたようだった。もう少し各登場人物の心情を掘り下げるともっとよい映画になったとは思うが、ドタバタ劇の類ではなく、比較的真面目な映画であると述べておきたい。最後には主張が事実であることがわかるところは、どことなく、「時の面影」を彷彿とさせた。もちろん、本作の方が前であるが。
Ludwig2

Ludwig2