片腕ファルコン

忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM #1 入門編の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.9
すごく楽しみにしていた作品。

公開初日、訳あって川崎の映画館で鑑賞。
初日なのにガラガラで悲しくなりましたよ。

購入の時点では前方は0人なので独占気分を味わおう前方真ん中にドン選択。が、しかし、いざ始まる時にオッサンが真横に座ってきた。

いや、距離感!!

明らかに選択肢沢山あったはずでしょう。ナゼ隣に…
このオッサンは50歳後半のスーツ姿で結構な役職に付いてそうな雰囲気がありました。

そして映画始まると清志郎さんのゴキゲンな楽曲のオンパレード!”入門編”と謳ってるだけあって代表曲ばかりでノリやすい!!ステキ過ぎるよ清志郎。

が、しかし障害が。。
そのオッサンもノリノリなんでしょう、足でリズムととり始めたのだ…しかもそのリズム、ズレてる!!!ズレてるよ!!イラっとして一回オッサンを見るがお構いなし。

[デイ・ドリーム・ビリーバー][スローバラード]という聴かせる系の大好きな名曲にも、何かステップを続け、、もう「やめて」と言おうとてオッサンの方向いたら…


スクリーンの光に反射されたオッサンの顔は少年のような眼差しで頬には涙がこぼれていました。
清志郎のやさしくもか細い歌声がオッサンを包み込んでいました。

もう何も言うまい。そっから変なステップは気にならなくなりましたよ。

その後も[雨あがりの夜空に]など懐かしい映像と晩年の映像を織り交ぜて贅沢な時間をオッサンと過ごしました。

映画が終わって灯りが付いてオッサンと目が合い、軽く会釈をしました。

清志郎ファンに悪いヤツはいないのさ。