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夜の人々のhasseのレビュー・感想・評価

夜の人々(1948年製作の映画)
3.8
演出4
演技5
脚本4
撮影4
音楽3
技術3
好み4
インスピレーション3

初ニコラス・レイ監督。キャシー・オドネルとファーリー・グレンジャーの初々しい、ひた向きな若者演技がストレートに眩しく、切なく突き刺さってくる。インスタント結婚所なんか利用するのは早死にのフラグでしかないが、生き急ぐ二人をついつい応援したくなるのは二人のピュアな演技がうまいからだろう。破滅から逃げながら、その時その時を大切に生きる二人というのは今や見慣れた感はあるが、当時はまだ珍しかったのだろうか?

笑わないキャシー・オドネルが、段々と心を開いてニコニコ笑顔を咲かせる過程は再試聴したくなる。
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