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暗くなるまで待ってのRのレビュー・感想・評価

暗くなるまで待って(1967年製作の映画)
3.6
綿を抜いて麻薬を詰めた人形をそうと知らずたまたま手にしてしまったばかりに、ディーラーから命を狙われてしまうスリラー。ほぼすべてのシーンが室内で、その閉塞感がスリリング。中盤から後半のサスペンスがすごい。 盲目やから音を頼りに少しずつヒントを得ていくところや、上階に住む少女の助けを借りて、電話を使って重要な犯人像をつかむシーンは、心が躍る。後半は、光と闇と音の巧みな使い方で、いてもたってもいられぬほどのサスペンス。真っ暗闇の中で犯人と対決するスージー! ナイフ、マッチの焔、ガソリンの臭い、冷蔵庫…視覚以外のあらゆる感覚を研ぎ澄まして闘うハラハラ!ただ個人的にはスージーの行動のもたつきと、弱弱しくぴいぴい泣き叫ぶ声に、スリルよりも苛立ちを覚えてしまった笑。
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