フラッシュ

暗くなるまで待ってのフラッシュのレビュー・感想・評価

暗くなるまで待って(1967年製作の映画)
3.7
盲目の人妻が麻薬組織と格闘するお話。
盲目の世界の恐怖さを改めて思い知った。
音と少しの臭いでしか世の動きを判断できない。
序盤は格闘というよりも交渉といったところだが、組織が絶妙なやりとりで妻を追い詰めるところはかなり恐怖。
邦題の意味はラストシーンでようやく分かった。
最大の武器であり防衛手段が『暗くすること』であったのだ。

ブロードウェイでも公開された作品で、一つの部屋の中でストーリーが展開されていく。
かなりの長回しで俳優の演技次第っていう部分が大きいが、ヘップバーンは見事に演じ切っていた。
さすが世界を代表する名女優です。