mazda

明日の世界のmazdaのレビュー・感想・評価

明日の世界(2015年製作の映画)
2.3
予告で面白そうと思って見た映画でしたがもろダメでした。結果として目的ではなかった同時上映の「きっと全て大丈夫」がよかったのでプラマイゼロなんですが、。
クローン達が生きる未来、死なない世界、少女エミリーの孫にあたる第三世代のエミリーが、未来から交信してくる。未来のエミリーが現在のエミリーに伝えたいこととは。
たくさんある映画の中ではありきたりな話かもしれないけど、短編とこの監督独特のチープな絵でここまでのものをつくれたということがこの映画が評価された理由なのかな。
ものすごく偏見的なことを書くけどSFってなんでこんな説明的なものが多いんだろう。宇宙的世界観に魅了されないのが一番の苦手な理由けど、説明臭プンプンの設定がSF作品ってすごく多い気がしてそれも苦手な理由と思った。それは未来的なものを描く以上、感覚的に表現するなんてわかりにくいんだろうけど、16分説明された気分だった。"何が言いたいかというとね"みたいな展開もダメだった。
『インターステラー』のような何年経った未来でも感情的になる気持ちの感覚が続いてるSFはとても好きなんだけど、クローンのエミリーはあくまでクローンであり、どんなにきもちを言葉で並べても、そこに感情的様子を感じることができなかった。
クローンに吹き込まれたのは死なない命と意識や知識だけに思えた。現代のエミリーのような人らしい感覚が明らかにかけていて言いたいことは伝わったとしてもそれは説明にのせられたストーリーだと思った。
mazda

mazda