きぬきぬ

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちのきぬきぬのレビュー・感想・評価

3.3
邦題の付け方、ほんまいい加減にしろよな。なんだこの他の映画と間違えそうな副題は(怒)

原作はエドガー・アラン・ポーの‘タール博士とフェザー教授の療法’ で、タイトル憶えてなかったけど、映画観てたら、読んでるのを思い出した。

人里離れた広大な屋敷のような病院で、精神疾患の患者を自由に解放し治療している雰囲気はなかなか良い。
でも研修医の青年(ジム・スタージェス)と美しき富豪の妻でヒステリーの持病ある患者(ケイト・ベッキンセール)のラブストーリーが主軸だから、ミステリーもサスペンス、スリラーのティストも薄いし、精神疾患があっても、人間性が問題になってる。
患者に対して同じ人間としての思いやりと理解を持っているのはどちらか。もちろんサディスティックで危険な人間もいるのだけどねー。
どんでん返しもちゃんとあります。
正常と狂気の狭間ってほんと曖昧なものだなあ。

デヴィッド・シューリス、ベン・キングスレー、マイケル・ケイン、ブレンダン・グリーソン、あららジェイソン・フレミンまで出てる~から、イギリス人キャストだけで個人的に楽しめる。
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