ssr701

テラフォーマーズのssr701のレビュー・感想・評価

テラフォーマーズ(2016年製作の映画)
1.8
また見放題終了間近の視聴です
マンガはチラッと読んだことあります
そしてこの映画がひどいという噂も
少し聞いたことがありました
虫が苦手なので躊躇してましたが
見てみることにします

たぶん語られ尽くされてるでしょうけど
今更ながら突っ込んでいきたいと思います
まあでも意外と面白いかも?
蓼食う虫も好き好きって言いますからね!
なんてうまいこと言ったつもりで
気分よく視聴開始です

(ネタバレありです)

小栗旬がYMO散開コンサートの坂本龍一みたいですね
シリアスなストーリーの中で
彼が笑わせる役のようですが笑えません
逆にほかの人が真剣にしてる姿の方が
安っぽかったり薄っぺらかったりで
笑えるとこがチラホラある感じでした


指をしゃぶられたのに「触られた!」と騒いで
自分のツバをペッペッと吐きかけて
自分の服で拭きまくるとか
なんか早速ひっかかるものがありますが
今から500年以上も先の出来事ですから
たぶんこれが未来の常識なのかな…

恋人が亡くなっても悲しみは皆無で
怒りもそこそこみたいで
人間の感情がよりドライになってるみたいだし
なぜか敵とサシの勝負を挑ませてみんなで観戦してるし
ゴキが艦内に入り込んできても割と冷静におしゃべりしてるし
いろいろ気になることだらけです

あれこれ説明もせずに危険な場所に
探索に送り出すとか
飛んで火にいる夏の虫じゃないですか!
武井咲なんかあっさりと虫の息ですよ?
またうまいこと言ったつもりで
ウキウキ気分になったので
とにかく視聴続行してみます

「火炎放射器さながらの能力」があることを
ごていねいに解説してくれていましたが
それを手術で授ける意味がわかりません
普通に火炎放射器を装備させたほうが良いのでは…
そんな手術が可能なのに半身不随は治せないようですし
500年後の医療はよくわからない方向へ進歩したのですね

つーかゴキを操る毒があるなら
こんな大掛かりなことしなくていいような気もします
卵を持って帰るのも艦内にむき出しのまま置いてるし
いろいろ杜撰すぎます

限界を超えてまで薬を打ちまくった割には
それほどまでに強くならなかった山下智久に対して
伊藤英明は最後に普通に人間の姿でゴキをぶちのめしてましたし
これまたよくわかりません
集英社のマンガだし友情パワーです!と言われたら
まあそうかそれは仕方ないなと理解せざるを得ません
うそです舐めるなボケが!

…いかんいかん紳士の私が思わず
激昂してしまいました
虫の居所が悪かったようです
またうまいこと言ったつもりです

おっさんのしつこい慣用句ギャグは
ともかくとしてです
戦隊モノとして見れば
わからんでもないレベルかな?
いや戦隊モノに失礼か…
戦隊ショーくらいかな?
篠田麻里子が惚れっぽいところや
小池栄子のカマキリの滑稽さ
そして山田孝之の白塗りの雑さが笑えたから
それでいいかな?といったところです

主演の伊藤英明が
「また火星に戻ってくる!」などと
続編を匂わすようなことを言ってましたが
こんなクオリティで
それは虫が良すぎる話ですよ(しつこい)

今作の伊藤英明は実写版デビルマンに
近いものが感じられる棒っぷりでした
特に怒りの感情の時のセリフがひどかったです
変身した姿も悪魔っぽい感じでしたし
火星には行かずにいつの日か
シンデビルマンに挑戦していただきたいです
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