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我が道を往くのhokaのレビュー・感想・評価

我が道を往く(1944年製作の映画)
3.0
世界恐慌が招いた不景気を吹き飛ばしたのは第二次世界大戦の軍需景気に湧いていたからで、経済的には極めて順調な時のはずだけど、舞台は不景気な教区の教会の話。

気難しい老神父の元に型破りの神父が赴任してきて、諸事何故か歌で解決してしまう。
時代の流れを肌で感じ引退を決意する。

Going my way

自分の道を自分で決めるのが当たり前でなかった時代の映画という事だろうか?

Midway-Guadalcanalを経て東京大空襲が行われたのが1944年。

ほぼ勝負は決した時代の余裕を感じるが、尚更広島長崎への原爆投下に戦況を決するためという理由には頷けない。
どう考えても21万人もの非戦闘員を殺戮したトルーマン/オッペンハイマーによる人体実験だったと確信させられる。
彼ら映画人に罪はないかも知れないが、残念ながらやはり素直には観れない。

どうもWWⅡ末期の映画は余計なことを考えてしまっていかんなぁ。
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