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アメリカン・ウォーのmhのレビュー・感想・評価

アメリカン・ウォー(2011年製作の映画)
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メモリアルデーにおじいちゃんに戦争体験を聞く話。
それが現在で、語られる過去はおじいちゃんがWW2ヨーロッパ西部戦線マーケットガーデン作戦に参加しているときの話。
同時にフラッシュフォワードもあって、おじいちゃんから話を引き出した孫は成長してイラク戦争に参加している。(怪我を負って治療中の問わず語り)
みっつの時系列を、あからさまな低予算映画で撮っているため、難しくなりそうなところなのに、話はわかりやすく面白い。
マーケット・ガーデン作戦が晴れてちゃいかんでしょみたいな、だれでもわかるような考証の甘さみたいなのとか、モノを落として割れるプロットがめちゃくちゃ多いとかの、瑕疵が気になるのも事実。
ただ戦争に対して、真摯に向き合ってるというのが伝わってきて、好感しかなかった。
おじいちゃんの収集癖の理由を、そのモノをきっかけにして誰かに話したいためと結論づけてからの、自分の子どもにつなげるのは、ベタだけどとてもうまい。
低予算でもハリウッド映画なので、やっぱりレベルが違う。
面白かった!
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