エアール

Make Your Move(原題)のエアールのレビュー・感想・評価

Make Your Move(原題)(2013年製作の映画)
3.7
IMP版。


この映画の魅力はなんといっても
BoAと女優 ジュリアン・ハフの実兄 デレク・ハフが魅せる
ダンス・パフォーマンスですね‼︎
日本でも知名度のある歌姫BoAですけど
本作では歌抜きで
和太鼓を取り入れたパフォーマンスやキレのあるダンスを披露してくれます。
彼女のダンスも、それからデレクのタップも
これがいいんですよ〜とっっても‼︎
観ていてやっぱり興奮してしまった、笑
お気に入りは
デレク演じるDonnyの部屋で
BoA演じるAyaと踊るカップルダンスですね。
息の合ったダンスからは
妖しさ、魅惑的な雰囲気がひしひしと伝わってきますし
流れるような2人のムーブがやはり印象的で
ダンスを通じて2人の気持ちがよく表現されてる場面だと思いますね。
Ayaがこどもたち相手に教えるClassの後に教室で2人で踊るシーンも素晴らしいのですが
前者の方を選ばせてもらいました。

上記のシーンもそうですけど、
言葉にして相手に伝えることも出来るのにあえてそうはせず、
代わりに曲とダンスで表現している場面がそれなりにあります。

表現力が問われるのはもちろん
流す曲やフリ、バランスやマッチングで
見え方も変わってきますからねぇ〜
個人的な感想としては
パフォーマンスから醸し出される世界観が各場面にいい感じにマッチしていたように感じましたね。

ムーブ、顔の表情や体のラインとか、
時にセクシーで、なんか色っぽく見えちゃったりね。
そこらを考えるとBoAの起用って
すごく良かったんじゃないかな〜って。
彼女の強みといいますか、良さが堪能できる作品になってると思いましたね。

なので芝居抜きにして
BoAやデレクのパフォーマンス目的で観ちゃうでも
十分にその価値があるんじゃないかな〜と
個人的には思うところです。
なんせダンス・ムービーですしね、笑

本作でBoAは米スクリーンデビュー、
というかそもそも芝居自体がほぼ初めてなんじゃないですかね〜おそらくは。
設定も韓国の血が流れてはいるけど、生まれは日本。
片言でしたが本編では日本語もちょっぴり披露してくれちゃったり、
基本は英語ですけど。


はて
主人公であるタップ・ダンサーのDonnyは
相棒くんと組んで
ストリートでお得意のダンスを披露して日銭を稼ぐ日々。
過去に厄介ごとに巻き込まれ
2年間刑務所に収監されていた。

ダンスでもっと成功したい、
そんな強い思いもあり
疎遠にしていた”兄弟”のNickに連絡を
ーーNickは
ニューヨーク ブルックリンでクラブを経営していて
そこのダンサーとして雇ってもらうため

話がまとまり
こうしてルイジアナ ニューオーリンズからニューヨーク ブルックリンへと。
この街で
DonnyはCobuというガールズグループと出会い人生が変わることになる…

アジア女性6人からなるグループ Cobu
ーーThe group with girls and drums
和太鼓を取り入れた派手なパフォーマンスを売りにする彼女たち、
そしてその中でリーダー的存在なのがAya

街にやってきたDonnyとは
クラブで出会い
互いのパフォーマンスに引かれ合い、恋愛感情を抱くように。
がこの恋愛には障壁もあって…

Ayaの兄 Kazもまた
Nickと同じくクラブを経営している。
もとはNickとはパートナーどうしで
一緒に仕事をしていたのだが
亀裂が生じてしまいパートナーを解消。
今やライバル関係にあるクラブを経営する者どうし。
自分らの弟妹が接近していくことで
再び顔合わせ、昔のいざこざも再燃し
一触即発状態に…

ほんでCobuについても
他にはない自分らのパフォーマンスを売り込むため
会社、Rocketeer Entertainment にパフォーマンス映像をもって行くも
プロデューサーには
観衆の前でライブ・パフォーマンスを披露してもらい
実際に目で確かめたいと言われてしまう。
会場を借りるお金がなかったり、
和太鼓が盗まれ、壊されてしまったり、
VISA申請の手続き、など問題続き、
さらに現在Kazとパートナーを組むプロデューサーから
ビジネスの話も持ちかけられ、
自分らのパフォーマンスを取るか、金儲けを取るかの選択も迫られてしまう…


内容的には
ありふれていて少し物足りなさを感じるかもしれませんが
上にも挙げたように
パフォーマンス目的で観るのであれば
満足できる作品だと思うので
気になる方は是非‼︎
エアール

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