何となくの気紛れで「みんな！エスパーだよ！」を初鑑賞してみた。そんな主演には染谷将太と池田エライザ。
鑑賞理由は園子温監督の作品に触れてみたかったからと言うもの。ちょいエロぐらいのテイストだと思っていたが本作は予想をも遥かに凌ぐエロさが満載であるのが…ある意味で凄まじい。
原作漫画はヤンマガ連載時にある程度は読んでいたが、もうあんまし覚えてはいない状況だ。因みにドラマ版と言うのは見ていない。
えっと、原作の漫画ってこんなんやったっけ。と言うのが…まず思い浮かぶ感覚。確かに、童貞エスパーの物語ではあるのだが…超能力を持ったエスパーよりもエロ目線の方に比重を置いている気がするのよねん。
とまぁ、B級っぽさがあり嫌いでは無いのだが…いまいち面白くは無かったかな。さほど、引き込まれもしなかった感じでもある。
それにしても、園子温監督の作品って余り一貫性が無いのよね。今のトコロ「愛のむきだし」がベストだと思っているが「冷たい熱帯魚」「紀子の食卓」「ヒミズ」なんかは好みなテイスト。
かと言って、その反面「リアル鬼ごっこ」のような迷作も生み出している訳で…歯車が噛み合った時には類い稀な逸品が出来てそうなイメージ。本作はそこまでのモノでも無かったと言う印象が強く残るのだが、さほど真剣に観るような映画でも無いのよね。とりあえず、恐るべし…園子温ワールド。
