剛太郎

黄金のアデーレ 名画の帰還の剛太郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ナチに奪われた叔母の肖像画 クリムトの『黄金のアデーレ』を取り戻そうとするアデーレの姪と遠縁の青年弁護士

愛する叔母の絵と家族たちをナチスに奪われ 夫とともに辛くもアメリカに逃げ渡った主人公マリア 幸せだった過去の記憶 叔母の肖像画を取り戻したい気持ちもわかるし オーストリアは奪われたものは家族に返すべき それは当然だし正義ではあると思うが アデーレはマリアの手元にもどったのではなく ローダー(エスティローダー?)が買い取る事になる うーんなんだかなぁ🙄
マリアたちのやったことは間違いではないけど 私ならアデーレがベルベデーレに有る経緯を世界の人が知ってくれるなら そのまま置いておくわ〜今度はウィーンの人達からアデーレを奪ったように感じてしまった
アデーレは果たして 生まれそだったウィーンを離れてカリフォルニアに行きたかったかしら……

人の歴史 文化 や人の命を大量に奪ったナチスの罪はとてつもなく重いと思うし道理は通ってるんどけど
あまりスッキリしない最後でした
剛太郎

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