縞

黄金のアデーレ 名画の帰還の縞のレビュー・感想・評価

3.3
1枚の絵画をめぐる作品ではあるけれど、カメラアングルや画面構成に芸術的な技巧などを用いておらず、余計な演出を排斥してひたすらに過程を追っていきます
画面そのものを絵画然とせず鑑賞者はあくまで鑑賞者であり目撃者
最初はあまりに安直な画面構成に気を取られたけど、この映画にはそういう撮り方が合ってたのかなと思います
回想の挿入のしかたがいやらしくなくて自然とするする入ってくる心地でした
冒頭のシーン、美術品を鑑賞するとき、最初に作品を目でとらえ、軽くタイトルを確認してじっくり鑑賞に没頭する一連の動作を追体験しているようで面白かったです
縞