オーストリアに帰ることをあれほど拒んでいたマリアに、当時の美しい思い出が蘇って良かった。
「私達のことを忘れないで」が両親の最後の願いだったもんね。
彼女が本当に取り戻したかったのはこの思い出だった…
クリムトの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』(1907)は高額でエスティーローダー社社長さんに買い取られた事くらいしか知らなかった。
元はウィーンの裕福な家族のひとりの肖像画で、ナチスに没収…
法廷ドラマの要素は少なめ。
犯罪を認めると国家の宝を失ってしまうから何としても認めない国側。
ナチスが行ったことを犯罪と認めるならば返還が当然だと思うけれど、国としての利益や体裁等を
優先させてし…
人としての尊厳、国民としてのプライドをかけた戦い。
オーストリア側の弁護士たちが言っていることが「この法律は適用されない」とかばかりで、過去にあった過ちをいっこうに認めようとしない。一人の人間とし…
クリムトの名画をめぐる物語です。結末が意外でショッキングでした。国民から愛され、大切に保管され続けてきたアイコンをアメリカに持ち帰ってしまうとは…
しかし、ナチスがウィーンに進行するなかで、ユダヤ系…
知識ゼロで観たけど面白かった。観やすかったし。実話系だけど盛り上がりも盛り下がりもあってダレてなくて良かった。
最高裁ってあんな感じなんだ。怖すぎる。
「自分のものに金を払えない」とか言ってた館長さ…
その絵の所有者の血縁者が生きている限りは、やはり、持つべき人が持っていてこそかな、、、とも思う。
けれど、あまりにも有名になってしまったら、そうもいかないのかなぁ。難しい。
今、多くの人が観る事…
アメリカに住む82歳のマリアがオーストリア政府を相手にクリムトが描いたマリアの叔母アデーレの肖像画「黄金のアデーレ」の返還要求裁判をした実話。
あの名画にこんな物語があったなんて!
心揺さぶられ…
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