2014年 アメリカ
実在のチェスプレーヤーボビーフィッシャーを描く
幼少期からチェスの才能に目覚めた主人公 強くなるにつれて精神を病んでいく それでも1度外れたレールを弁護士と神父が引き戻し 世界の強豪を次々と倒して行く そしてアイスランドのレイキャビクでソ連の世界チャンピオンスパスキーと戦うことが決まる 米ソ冷戦の代理戦争の形で世界から注目された一戦は彼の精神を必要以上に追い詰める こんなに神経質になったらチェスみたいな競技ではもう勝てる訳ない レイキャビクには行けるの？ 結局負けてしまうの？
良く似た盤上での競技では将棋と比較されて競技の複雑さと面白さでは将棋の方が優っているという意見も聞かれる
しかし棋界にはそこまで病んだ棋士が居たという話は聞かない
やはり世界と戦うというプレッシャーがそれだけプレーヤーを追い詰めるのだろうか？
実話を元にした話の最後は感動的だけど彼の物語は終わらない
エンドロールではその後も悪化し続ける精神的な病とタダでは済まない人生を流す
この作品では触れられて無いが彼の遺産を相続したのは日本人の妻だったらしい(2000年頃までは東京の大田区に住んでいた？！)
事実は小説より奇なり
