このレビューはネタバレを含みます
チェスのルール知らないけど面白かった。どちらかというと、チェスのルールがわからなくても「なんかすごいことやってるらしい!」と思えるような演出なので、チェス好きの方から見れば「もっと盤面を見せてくれ~」となりそう。
精神状態が悪化していくさまはシリアスで重たい話だろうに、音楽が軽快なので気負わず見れたのもよかった。それもあって第6局で悲壮な感じの曲が流れたのは印象的だったけれど、主人公であるフィッシャーが勝っている場面なのに、なぜ対戦相手であるスパスキーの心情を表したかのような曲なのか…? それとも、どんなに伝説的な対戦だったとしても、結局はふたりとも代理戦争の駒であるという表現なのか。なんて思ったり。
なので邦題はもっと原題のニュアンスを活かしたものが良かったなあと思いました。