ショーン・ペンの監督作って、こんなにやかましかったかという印象。
セリフがなくてもグイグイのめり込ませた「イントゥ・ザ・ワイルド」とは真逆のような演出法。
いわゆるアフリカ難民の情勢を、そこで出会った医師のレンとミゲルの恋愛の行方を追う。
ラストを見ると国連が推薦でもしたいのかという行儀良い言葉の羅列。
そもそも社会派と恋愛、どちらも中途半端としか言いようがない。
1人でも命が救いたいという割に、恋愛に関してはやたらと反発しあうカップル。
ほとんどメロドラマの様相であり、ハビエル・バルデムとシャーリズ・セロンの組み合わせにも相性はほとんど見えない。
被災地でいちゃついているのだから、場をわきまえろよという言葉が一番正しいのかも。