Ryuta

ラスト・フェイスのRyutaのレビュー・感想・評価

ラスト・フェイス(2016年製作の映画)
4.6
この映画がどれぐらいの話題を呼んだかは定かではないが、ショーン・ペンが監督したと知って、速攻でDVDを借りた。ショーン・ペンがハイチ地震の際に自ら救援活動の先頭をきっていたことは以前に読んだ記事でしっていたので、今回の映画製作についてはきっと並々ならぬ力と思入れを入れていたと、観る前から一種の覚悟をしていた。大好きなハビエル・バルデムとチャーリズ・セロンの共演ということで、彼らもきっとショーン・ペンの情熱に惚れた部分はあったのだと思う。演技を通して、彼らの思入れもかなりのものだったと感じた。映画の途中、内戦を舞台にした単なる恋愛物語かと一瞬思ったが、ストーリーが進むにつれて、息が止まりそうになるほど見入って映画の中に入ってしまった。非常に残虐的なシーンもあり、その現実から目を背けない決意を感じたし、難民救助の大変さと葛藤、様々な現実がしっかりと描かれており、ショーンの魂を久々に感じる個人的にはズドーンときた映画だった。
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