からあげ

ラスト・フェイスのからあげのレビュー・感想・評価

ラスト・フェイス(2016年製作の映画)
4.0
“ギター弾きの恋”を観てショーン・ペンと
いう俳優に興味が湧き、監督もしていると
知りこの作品を鑑賞するに至った。

ラブストーリーとして鑑賞した方が素直な
感情で納得できるのかもしれない。

ただ、ショーンペン自身ハイチ大地震の時
は救済活動をしていたと知り、そう考えたら
ラブストーリーの中にあるアフリカの内戦下
の話ははショーン・ペン監督が私たちに
伝えたいことなんだろうと思えてしまう。
リアルな残虐性の中の悲しみが描かれている。


アフリカで、医療団体組織に属するレンは
救済活動医師であるミゲルと出会う。
反乱軍によるテロ活動で被害を受けた人々の治療
をする2人は惹かれ合い付き合いはじめる。

しかし、
惨劇の中の残虐な状態に精神的に自分を保てな
くなるレンがいた。
ミゲルの過去を知らなければ、もっと強い自分
でいられるレンがいたのかもしれないと思った。


ラストはああいうことになったけれど‥
遠くにいても、地球の裏側にいても同じ空の下
にいるんだと思うと安心できる気持ちがある。
それは、生きて、息して、そこに愛する人の
生活と命賭けやろうとしてることがあるから‥
ならば、女は待つことも、支えることも苦労な
んかじゃない。




作品のBGMがギター演奏が入ってるのが多く
“ギター弾きの恋”でのショーン・ペンの演奏が
甦る感じでした。

どの挿入曲も、音楽が良かったです。
エンドロールで流れる
♪ Ain't No Reason ブルット・デネン
が静かなギター演奏からはじまる。
とても良い曲でした。

あっ!そ、そ、ジャン・レノも医師として出演
していました。
からあげ

からあげ