1は話題になってたけど未見、2はNetflixにあったので観賞。これが予想外によかった。この辺のアメリカのコメディ映画の打率の高さはさすが。調べると、『寝取られ男のラブ・バカンス』の監督、『イエスマン』の脚本の人だと知って納得。
クロエちゃん率いるソロリティ（フラタニティーの女版）が隣に引っ越してきて、毎晩パーティーざんまい。困り果てたセス・ローゲン夫婦がソロリティを追い出すのを画策するという話。
以下、笑ったところ
黒人の警官が大麻の売人を検挙するシーン。白人相手にはめちゃくちゃ乱暴に捕まえるのに対し、黒人のグループにはきちんと話し合って連行する。白人警官による黒人への暴力が問題になっているアメリカの現状を考えると、めちゃくちゃキツいギャグ。笑った。
オークワフィナの喋り方、めっちゃ好き。彼女が喋ると全部おもろい。『クレイジーリッチ』以来ファンになりました。
終盤の展開も最高で、「みんな自分たちらしくいようね」っていうメッセージが説教臭くない。ソロリティ＝女の子たちということで、フェミニズム映画としても見れるし、ゲイが結婚するシーンも感動的に出てくる。そういう意味で「正しい」映画なんだけど、とにかく笑えるし、下ネタも満載。
アメリカのコメディ映画は、やっぱり時代の流れにはめちゃくちゃ敏感。でも、それでいて説教臭くならない本作のバランス感覚はめっちゃいいと思いました。普通にコメディ映画として楽しめます。笑えるし元気が出る映画。
追記
個人的には『なんちゃって家族』以来のヒット。アメリカンコメディはやっぱり見ないと、と改めて思わされる映画でした！
