言いたい気持ちは分からない訳ではない。
分からない訳ではないが…。
こんな中学生みたいな甘酸っぱくて生ぬるい感情は、残念ながら様々な修羅場を潜り抜けて来た自分にとって悲しい哉、疾うの昔に過ぎ去っている。
でも人を好きになるって可愛いだとか美人だとか性格がいいとか、思い描いていた理想なんて軽く吹っ飛ぶくらい現実は違う。
好きになる理由なんて、まったくない。
今この瞬間、誰かが誰かを好きになってしまうことなんて簡単に起こること。
自然に知らぬままに好きになる恋ほど不自然なものはないが、その感情の理屈が全く通用しないのが恋。
もし叶うならば今の自分の中の不純物を取り除いて、純粋な恋を再びしたい。
世代観や価値観なんて無意味なくらい軽く超越し、全ての経験・知識をひっくり返すくらいのパワーが恋には有る。
一見あるあるな主人公の滑稽な行動も美化しすぎ嘘っぽくリアリティがない。
素人くさい〝清野菜名〟の雰囲気が唯一良かったかな…。
誰かも言っていた〝それでも恋は恋〟と..★,