かえで

64 ロクヨン 前編のかえでのレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
3.5
重厚で濃厚な作品。何よりもキャストが本当に豪華で、日本を代表する俳優陣が集結してものすごいエネルギー。もうこれだけでも十分、一見の価値があるなあと思います。
窪田正孝くんが本当に良くて、彼はどうしてあんな風に、不幸を一身に背負うような役が似合ってしまうんだろう。ベテラン大先輩の佐藤浩市と互角にやり合える瑛太もすごい。
前編は64年の誘拐事件のあらましと隠蔽されていた事実、警察対記者クラブの対立が主で、ストーリーが動き出すのも様々な真実も全ては後編で明らかになるというような作りなので、後編を観てからでないとなんとも言えないですが、とりあえず前編単独では邦画らしい良さが光る非常にクオリティの高い映画でした。
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