140分間の感情が生々しく描写されている作品。
クラブハウス、マンション、カフェ、車内、地下室、ホテルと次から次へと場面転換していく撮影手法で1人の女性の人生が一変していくストーリー。
きっと色々なランダム要素やアドリブが含まれていて、だからこそリアルだし、序盤から終盤にかけてだんだん緊張感が高まっていくのがとても最高でした。
一つでもピースが欠ければすぐ瓦解し、野心だけがやみくもに大きい駄作に成り下がっていたことは明白。
成立したのが奇跡、そう表現できる数少ない作品なんじゃないのかなと思います。
「あぁ、私このままじゃいけない！全てを忘れて解放されたい！」というテーマでこの作品を見ても、面白いんじゃないのかなと思います。
