Chunkie

ラスト・ナイツのChunkieのネタバレレビュー・内容・結末

ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

紀里谷監督のハリウッド進出作。
紀里谷さんの映画ではいわゆる"演説"を巡って賛否両論が繰り広げられるけど、自分は結構肯定派だったので、それに沿って感想書きます。
舞台は中世風の架空の国。汚職が蔓延したその国で、義を貫こうと大臣への賄賂を拒否したバルトーク卿は、信頼する騎士隊長ライデンによる斬首を言い渡される。
その後、騎士たちは永きに渡る沈黙と作戦を重ね、ついに復讐へと動き出す────────。
忠臣蔵をモチーフにして製作された本作は、「騎士道=武士道」というニュアンスは違えど精神は同じであろうものを丁寧に描いている。それが、ライデンの"眼"だと私は感じました。一見、かつての荒みきった頃に戻ったかのように見えても、彼の眼は確かに騎士の眼をしていました。
少し言いたいところもあります。オーガストは協力するなら途中で援軍出してやれよ.....、とかそんな分かりやすい監視の仕方ってある!?とか.....。
ただ、この映画を作った紀里谷監督には間違いなく騎士道、いや武士道が感じられる、そんな一本だと感じました。
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