げんちゃん

ラスト・ナイツのげんちゃんのレビュー・感想・評価

ラスト・ナイツ(2015年製作の映画)
2.3
〇ストーリー(原作・脚本・構成)8/20点
時代背景は度外視し、仮想帝国の忠臣蔵と言われた作品。
主君へ対しての謀反を題材にしたありきたりな内容。
脚本が問題なのか、先が読めすぎる。
ラストシーンも同様。

〇キャラクター(個性・オリジナリティ)3/10点
封建制度での主従関係でのキャラクター設定は意図が読めない。
多人種での制作であるのならなおさら。
とにかく統一性がないなら、吐出したキャラがいてもいいと感じる。
キャストの個性をキャラクターとして生かせない監督の力量不足。
忠臣的な主人公を演じさせるには、側近役の設定が大いに物足りない。

〇キャスティング(俳優・演技力・相性)8/10点
個々の配役が時代背景の想定範囲内として制作される作品。
キャストは豪華で適正かつ個性がある(生かせてるかは別として)。
伊原剛志の演技力には疑問を持ちたい。存在感があるゆえもったいない。

〇エンターテイメント(独創性・豪華・話題性)10/20点
独創性はない。どこか参考作品を模倣している感も否めない。
話題性のみでの点数。

〇映像・音楽 10/20点
ノーコメント

〇関心度(期待・中毒・興奮)6/20点
先が読める展開で、わくわく感がない。
想像を裏切られる要素がないなら、アクションで見せるのかと思いきや中途半端。CG無しならインパクトが欲しいところ。

◎総評45/100点
興行ランキング12位という結果からも、見た人の評価がそうさせたと思わざるを得ない。
プロモーション力じゃない作品力としてなら劇場で見るべき作品だと人は気づく。

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