Kevin

インフェルノのKevinのレビュー・感想・評価

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.8
ハーバード大学で教授をしているロバート・ラングトン(トム・ハンクス)は目覚めると見覚えのない病室のベッドの上だった。
頭部には傷を負い、記憶も曖昧になっている。
そこに現れたのはシエナ(フェリシティ・ジョーンズ)という女医であった。
彼女が言うには負傷した状態でこの病院に運び込まれたらしい。
その後間もなくして、現地の女性軍警察が彼らを襲う。
一体ラングトン教授の身に何が起きたのか...。

【ダ・ヴィンチ・コード】,【天使と悪魔】に次ぐロバート・ラングトン教授シリーズの最新作。今作は現在の世界的問題に重きが置かれた内容。

このシリーズ全てに言えることは、まるで“数本のミステリー作品を観たかのような鑑賞後の満腹感”を味わえるということ。
まさに〝ミステリー大作〟の名に恥じないシリーズだと思います。
今作も非常に満足度の高い出来となっていました。

冒頭、題名でもある【インフェルノ】の如くスクリーンを埋め尽くす〝地獄絵図〟が観る者を飲み込みます。出だしは今までで1番の掴み。
その後もスピーディでスリリングな展開に釘付けにされ、最後まで失速感を感じることなく観終えられました。
さすがロン・ハワードと言ったところ。

シリーズ通して見どころの世界各地の名所は今作も健在。
率直な感想として「行ってみたい」。
このシリーズを観る度に思うんですけど、これって歴史とか美術史が好きな人には相当たまらないでしょうね。本当そう思います。

キャストも今までも力のある魅力的な役者さんたちだったのですが、今作も同じように魅力的です。
特にフェリシティー・ジョーンズは大ベテランのトム・ハンクスと並んでも全く埋もれてないのが凄い。
ベン・フォスターも確実に力付けてきたなぁと。

そして出演のトム・ハンクスは今回も街中を疾走します。笑
教授のくせにどんだけピンチと対面するんですかね。笑
そしてこれまた教授のくせにどんだけ人々や世界を救えば気が済むんですかね。笑
いや面白いから全然いいんですが☺

でもクライマックスの盛り上がりでは【天使と悪魔】に軍配が上がるかな。
でもでも引き込まれ具合は今作かもしれない。
1作目が大してハマらなかった、という人も2作目から格段とレベルアップしている(個人的な意見)ので是非最新作もご覧ください!

「ラングトン 教授のくせに 凄いんよ」
Kevin

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