今作は宗教がほとんど絡まないので、気軽に見られるところが良い。
"ダンテ"と"ベアトリーチェ"と表現された2人の関係が、ただただ美しかった。
ダンテのマスクの返却の仕方がお茶目でラングドンのそういうところが好き。
閉所恐怖症でいつも飛行機に乗ると怖がるのに、今回全然怖がってなかったから、エリザベスのおかげかな。
人間にとって、人類全体の永劫の存続かそれとも地球が滅びるまで増え続けるかどちらが幸せなんて分からない。かといって人間が人間に制裁を加えるのは違う。地球にとって人間が増えるのは害だけど、それって人間が決める事じゃない。その何も解決しない事で争う絵面自体がインフェルノなんだなって深く感心してしまいました。
(トム・ハンクスで十分満足だが、原作ではハリソン・フォード似のラングドン教授なので、ラングドンシリーズが映画化される度に、ハリソン・フォード版を妄想する笑)
