ヤマト

スーパーフライのヤマトのネタバレレビュー・内容・結末

スーパーフライ(1972年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 楽園へ飛んでいく 】

 人が一番に求めるのは自由。そのためにお金が必要。シンプルだけど真実だ。

 どれだけ高級なモノに囲まれても満足しない。できない。原因は、手段に後ろめたさがある、もしくは、心が満足していないから。自分の外を満たすことより内を満たすことのほうが重要。内を満たせばあとから外はついてくる。プリーストが足を洗い、その後どんなふうに生きたのか気になるところ。
 あと、何かを挑戦するときは1人がいい。なぜなら、いずれどこかで衝突が起き、当初の理想から離れてしまうからだ。今回の場合だと、裏切られ、命を狙われるという最悪の事態が引き起こされた。 

 面白かったのは、音楽がメイン的な要素としてふんだんに盛り込まれており、その歌詞が、セリフや感情がわりとなって物語を成立されていたところ。

 プリーストは、ヤクで味わう幻覚的な楽園よりも、優雅で現実的な自由にこそ価値があると気づいた。
 スーパーフライ♪
ヤマト

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