このレビューはネタバレを含みます
【 楽園へ飛んでいく 】
人が一番に求めるのは自由。そのためにお金が必要。シンプルだけど真実だ。
どれだけ高級なモノに囲まれても満足しない。できない。原因は、手段に後ろめたさがある、もしくは、心が満足していないから。自分の外を満たすことより内を満たすことのほうが重要。内を満たせばあとから外はついてくる。プリーストが足を洗い、その後どんなふうに生きたのか気になるところ。
あと、何かを挑戦するときは1人がいい。なぜなら、いずれどこかで衝突が起き、当初の理想から離れてしまうからだ。今回の場合だと、裏切られ、命を狙われるという最悪の事態が引き起こされた。
面白かったのは、音楽がメイン的な要素としてふんだんに盛り込まれており、その歌詞が、セリフや感情がわりとなって物語を成立されていたところ。
プリーストは、ヤクで味わう幻覚的な楽園よりも、優雅で現実的な自由にこそ価値があると気づいた。
スーパーフライ♪