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靴職人と魔法のミシンのkuuのレビュー・感想・評価

靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)
3.0
『靴職人と魔法のミシン』
原題 The Cobbler.
映倫区分 G.
製作年 2014年。上映時間 98分。
トム・マッカーシー監督がアダム・サンドラーを主演に迎え、冴えない中年男が、魔法の力を借りて人生の喜びを発見する様を描いたヒューマンコメディ。

マンハッタンのロウアー・イーストサイドで年老いた母親とふたりで暮らすマックス。
彼女も貯金もなく、代々続く小さな靴修理店を営みながら、平凡で単調な日々を送っていた。
ある日マックスは愛用の電動ミシンが故障したため、物置から先祖伝来の旧式ミシンで靴を修理する。
旧式ミシンで直した靴を試し履きした自分の姿を鏡で見たマックス。
そこにはいつもの冴えない自分ではなく、靴の持ち主に変身した姿が映し出されていた。魔法のミシンを手に入れたマックスは、他人に変身して未知の人生を体験するという刺激的な日々を満喫するが、ささやかな親孝行を思い立ったことから、思いがけないトラブルに巻き込まれることになる。

魔法ミシンかぁ。
小生もモノを作って糊口を凌いでいる関係でミシンは常に傍らにある。
そんな夢のミシンがあったらぁなんて思う。
アダムサンドラー、ブシェミ、ダスティンホフマン、そして靴職人ときたらぁ。
コメディー&お涙頂戴&ハッピーエンド。
ちゅうのが想像しとった映画。
疲れたから久々にそんな映画を見たいなって、予想通り序盤から中盤はそんな感じで物語は進み、と云っても父親に扮して母親と食事して翌日母親が亡くなったところでなんとなく違和感を感じたかな。
心の中の倫理観が邪魔してもて、素直に楽しめへん。
悪いことに使うにしても、人が死なない程度の悪事なら許せたのかも知れへんけんど、どうも引っ掛かる。
天罰が下りそうな展開にちょっと期待したけど、(理由はどうあれ、悪いことしたらあかん、勧善懲悪みたいな。そう書く小生は完全に悪党ですし地獄の業火に堕ちるのは受け入れてる)最終的には丸く収まってハッピーエンドみたいな雰囲気がええんかなぁと。
せや、それで本当にいいんやろか。
まあ、本人は自首しようとしたわけだから善人ではあるけど。
白人から靴を盗むのに扮したのは黒人。
あれ。
人種差別とかに敏感な奴が見たらどう思うだろう。
っというように疑問。疑問。疑問。
つかれてんのかなぁ。。。
ちゅう違和感をなんとなく感じながら観てた。
ハイヒールで黒人ギャングの首をグサッと刺して血が出るシーン、そしてそのシーンで流れる陽気な音楽を聴いてやっぱり普通に流せない。ほんで、最後のエンディング、まさかの展開。
一体どうなっとんねん!この映画。。。
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