せ

セルのせのネタバレレビュー・内容・結末

セル(2015年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

スティーブン・キングが書いた現代ゾンビパニック作品。📱
ヒロインちゃんがエスターの子だったらしいけれど、怖くないから全然気付かなかったぜ!

今回のゾンビ?ガナード?マジニ?の皆さんは凄く興味深い習性が多く、主人公達はその習性の一部と思しき集合意識を持ち始めていたり、「赤いフードの男」なる敵ともそれを共有していそうだったりと、気になる設定目白押しだった。
しかし徹頭徹尾、なぜ?どうして?という部分が分からずに物語は進み、どんでん返しが来るかと待ち構えているままエンドロールが流れ始める。あぁ無情。

いや、スティーブン・キング作品だし何も分からないで終わるかもしれないな、とは思っていた。
しかしここまでドラマよりも設定が気になる話として進んでしまったからにはそこは説明してほしくなってしまう。
そう、この映画は何故かドラマが薄く感じるのだ。
ロードムービー的な構成をしている事が仇となり、逆にひとつひとつのエピソードの扱いが小さく、掘り下げが少なくなったのが原因ではないかと思う。
もっと『ミスト』のように人間ドラマ主体でも良かったのに。

終わり方もバッド・エンド(夢オチ?)のようで。いやぁスッキリしない。
ていうかそこを踏まえると今作のゾンビさん達は『バイオハザード 』よりは『サイレン』寄りだったという事か?
ううむ、分からん。
せ