ムギ山

ワンダーウーマンのムギ山のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.0
「文字通り神話の世界から現代に来た主人公が巻き起こすカルチャーギャップ・コメディ」というのが前半の体裁なので、その主人公が勘違いしたまま第1次大戦の前線に乗り込んでいって「思ってたのと違う…」という感じになってしまうのは、なんというか座りが悪いような印象。そりゃあ現代の戦争は唯一の悪を倒せばそれで解決というわけにはいかないからなあと思っていたら、実は唯一の悪がホントにいましたというオチになって、なんだかちゃぶ台ひっくり返された気分。カルチャーギャップ・コメディと戦争ものというのはいまいち食い合わせがよくないような気がする。

とはいえ、ワンダーウーマンが塹壕から出て行ってドイツ軍の銃弾を受けながらズンズン進んでいく場面はすごくカッコいいしアガる。あとクリス・パインほかの普通の人間チームも非力ながら頑張ってる感じがしてすごく良い。これだよなーカトクタイに足りなかったのは。
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