まーしー

ワンダーウーマンのまーしーのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.0
女性だけの島で生まれ育ったアマゾン族の王女ダイアナ(ガル・ガドット)が、戦いの神アレスへの戦いに挑む。

DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)4作目。冒頭とラストにブルース・ウェイン(バットマン)の名前が登場。
しかし、それ以外はユニバース要素なし。本作単体でも十分に楽しめることだろう。

原作はアメコミながら、第一次世界大戦中のイギリス・ドイツが舞台。リアルな一面も持ち合わせた設定となっている。
初めて島から出たダイアナの世間知らずっぷりがお茶目。剣を携えて街中を闊歩し、ドレスを鎧だと思い込む。
こうした気の抜けた序盤から一転、後半は正義vs悪の激しい攻防。パーティーを組み、敵地に潜入するあたり、スパイ映画やRPGを連想させる。
リアルな時代背景とアメコミらしい戦いを融合した点に、新しさを感じた。

ダイアナを演じたガル・ガドットが美しい。強く逞しいだけでなく、華やかさも感じる。
男性優位の時代に、銃弾の雨をかいくぐり、孤軍奮闘、獅子奮迅する姿は、「史上最強の女性戦士」と呼ばれるにふさわしい。彼女の当たり役となったのも納得。

個人的には社会で絶賛されているほど刺さりはしなかったが、美しい映像と激しいアクションは十分に楽しめた。
近いうちに続編も鑑賞したい。