てる

ワンダーウーマンのてるのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
3.5
期待してなかったのに意外と面白かった。
女性が主役のヒーロー物は面白くない。という固定概念があるのだけど、それを覆す作品だった。

何と言っても主演のガル・ガドットが美人すぎる。美しく、純真無垢、それでいて最強。まさにワンダーウーマンであった。ワンダーウーマンのスーツをカッコ良く着こなし、それでいて、イギリスのレインコートを着こなす美貌。すごい。本当にすごい。
それなのに、アクションも出来ちゃう。女性がアクションをやっているとどうしても力強さが足りない。しかし、彼女からは全く、微塵もそう感じさせなかった。もちろん撮り方の工夫はしているだろうし、CGやら加工の技術はあるだろう。だが、イスラエル出身の彼女は兵役を経験している。それは途轍もなく大きい。世界中のアクション女優を圧倒することだろう。

ワンダーウーマンという作品で、ワンダーウーマンがカッコ良くて美しく描けていたならば、もはや他のことは二の次、三の次だし、それだけで成功しているのは間違いないのだが、加筆するならば、内容も分かりやすかったし面白かった。
第一次世界大戦の戦線に神の力を持つワンダーウーマンが無双するだけなのかと途中拍子抜けしてしまったが、やはりそこはヒーロー物であり、お約束は忘れていない。しっかりアレスも出てきた。やはり無双するだけでは手応えがない。神同士の壮絶な超能力バトルは欠かせない。ピンチになるも最後は少年誌的な愛のパワーで覚醒し、無事に悪を挫くことに成功する。
少年誌と違うのはヒロインポジションのスティーブが死んでしまうところか。だが、ただのヒロインではなく、最後は自分の信念の基に男らしくカッコ良く散っていった。実は死んでないんじゃないかと思っていたが、そうでないのが、ビターでDCぽくて良い。
これは次回作も期待できる。観れるうちに観とくかな。
てる

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