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人生は二度とないのriikoのネタバレレビュー・内容・結末

人生は二度とない(2011年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

舞台はスペイン。
ガワはハングオーバー、中身はきっとうまくいくを薄めたようなヒューマンドラマ。
定期的にナレーションで教訓とおもしき言葉が差し込まれてくるのが少しくどい。

「人が箱の中に入るのは死ぬ時だけよ」

自身の閉じた価値観という名の箱の中におさまっていた、と人生を内省し漏らすイケメンエリート(ブラッドリークーパー枠)に旅行先で出会った美女が伝えた言葉。

その"箱"(=人生の選択における苦難)からの抜け出方が、
『ダイビングをして広大な自然の中に身を置く』か、
『エンシエロ(牛追い祭)に挑戦して一大決心をする』の描写に止まってる。
そんな0か100かみたいなこと言われましても…とちょっと冷めた。

ほとんどの人は大きな選択を想像した時その分岐路にすら立てず、その時重視しなけらばならない生活のほうに偏った判断をして生きていると思う。

エンシエロで一大決心をした3人が"その選択をしたあとの苦難とどう向き合っていくか"を観たかったし、期待していたところ。

決心しました!→完!→エンドロールでみんなで歌って踊ってなんか全部うまくいってハッピー!
150分みてこれは承諾できん。しかもなんで最後モノクロなんだ。カラフルであれよ。
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