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リリーのすべてのflyingのネタバレレビュー・内容・結末

リリーのすべて(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰も悪くないのにみんなが傷ついてしまうことがある。同性愛に対して全く抵抗ないし、そういう方とお友達になってみたいって軽々しく行ってしまったけど、その発言はその人の過去の苦しみとかを考えられていない発言なのかもって思った。実際LGBTQの人で自分のことに対する思いは違うと思うけど。
この時代はまだ同性愛の知識があまりなかったと思うから受け入れることは難しかったと思うけどゲルダはずっとリリーの味方でいてくれてほんとうに愛しているってこういうことなんだなって思った。リリーも病院に行くたびに精神病だとか言われて自分が何なのかがどんどんわからなくなっていくし、ゲルダに迷惑をかけてしまうこんな狭間にいるリリー、たくさん辛いことがあったと思うけど傷つけるようなことをしなくてよかったと思う。でもリリーの女の子になりたい!って思いが時に暴れてしまってゲルダを傷つけたり迷惑をかけることがあって自分の体に2人の自分がいるってことはあるんだな。そんなにわがまま言わないで!って思っちゃうけど実際に理解しきるのはやっぱり難しいな。ゲルダが最後1人になるんじゃなくてハンス?がいてくれてよかった。
少しくらいリリーに女の子になった時のワクワク感を味わって欲しかったな。
今日タイに行った子とLGBTQのことを話してたけどタイでは当たり前のように受け入れられてるんだって。みんながお互いにリスペクトし合える世界に早くなってほしいな。
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