画家として、夫婦として支え合って来た夫が、外見から心まで女性に変わっていく。
どんな形で愛が変化していくかなんて、当人ですらわからないもの。それでも、女として生きたいという夫を受け入れるゲルダの強さ。
どんな方向を選んだって、苦しむことはたくさんあるが、「誰が何と言ったってあなたは間違っていない」と認めて、支えてくれる存在の大切さを感じる映画だった。
美しくなるのと同じくらい、白く儚くなっていくリリーを演じる、エディの物凄い表現力。
衣装が繊細で美しく、憧れる世界観。
パリはもちろんだけど、デンマークの風景や建物とのコントラストも1枚の絵のようで最高。
