ミシナ

ある天文学者の恋文のミシナのレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
4.0
死してなお私たちに届く星々の輝きが照らし続けるかのように、死んだはずの彼から届く愛のメッセージ。
星々を観測し続けてきた彼だからこその発想というか…「遺す人へ託す愛」を学者らしく巧みに技術を使い先回りをして、病に苦しみながらそれでも愛する人への一途で切なる彼の愛こそ正に「永遠」とも呼べる愛かと思います。
向き合えない過去に苦しむ彼女の事を慮り、母親との対面を望み、また付き纏う亡霊がイヤになったらと逃げ道を用意してくれるどこまでも深くエイミーに寄り添う愛情…。
亡くなった人に声は届かなくても、まるで星の光のように愛で照らし続けてくれてる事を知った彼女はきっとこれからの人生をも星の光で照らしながら歩いていくのだろうと思わさせてくれました。
とっても素敵なロマンチックラブストーリーでした!
ミシナ

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