ジャンリュック

ある天文学者の恋文のジャンリュックのネタバレレビュー・内容・結末

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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二人のやりとりは、いつまでがリアルでいつからがエドの仕掛けなのか、再鑑賞してチェック⏭
メールの着信日時が結構手がかりになる。

✉︎タイミングよく鍵が届いた時のスカイプは、双方向の会話が成り立ってる。まだリアル。

✉︎演劇を観てる時のメッセージも双方向。まだリアル。スマホのカレンダーと直後のお母さんからのメールでこの日が12月13日と確認。

✉︎火に包まれるスタントが1月9日。
この頃音信が無い。

✉︎格闘技の練習してて「圏外なので電話できない」のメールが入ったのが1月13日。

✉︎ワンコがジッと見つめてきたのは日付が不明。

✉︎花を送ってきた記念日は1月18日
その直後に、風で窓に貼り付く葉っぱ🍁

✉︎講義中に訃報を知らされたのが1月19日

そして亡くなっていたのが1月15日ということは‥、あのワンコはやっぱりエドだったのかな?


ところで、エドがやってることに共感はしづらいんだけど‥、ただこうやって時系列を整理すると、エドの思いも伝わってくる。

最後に直接会ったのはたぶん冒頭のホテルで、その時もエイミーの部屋の前に立ち止まってもうひと目会いたそうだったし、
最後のスカイプでも「もう少し君を見ていたい」と名残惜しそうな、なんとも言えない表情‥

そして、エドを星になぞらえたエイミーの論文がなかなかロマンティック。
「恒星の地球からの距離と光の速度との関係によって、星が存在しなくなった後もその姿を見続ける」「もはや存在しないものとの対話である」
なんだかキレイにまとめたな、て感じ。