福福吉吉

ある天文学者の恋文の福福吉吉のレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
3.0
◆あらすじ◆
天文学者で大学教授のエドワード(ジェレミー・アイアンズ)とその教え子のエイミー(オルガ・キュリレンコ)は秘密裏につきあっていた。そして、突然、エドワードの訃報が伝えられ、エイミーはショックを受ける。しかし、その後もエイミーのもとにエドワードからの手紙やメールなどが届けられる。現実を受け入れられないエイミーはエドワードの足跡を追い始める。

◆感想◆
妻帯者で高齢の教授のエドワードと若い教え子のエイミーの恋の顛末を描いた作品であり、不倫・浮気という倫理的なところはさておいて、2人の恋の熱量の高さと愛情の深さを感じられるストーリーとなっています。

ストーリーの最初からエドワードとエイミーのやりとりがとても愛らしく感じました。エドワードが上手いことエイミーをコントロールしている感じがして、こんな恋愛は私にはできないと思いました。

エイミーはエドワードの死を知った後もメールや手紙、贈り物が届くので、その出先を調べるようになるのですが、調べれば調べるほどエドワードという人物の特異性を強く感じました。何日にこの手紙を送って、何日にメール送ってとか超人的過ぎて少し気味が悪かったです。

それでもエイミーはエドワードの姿を追い続けるのだから、こればかりは私には理解できない部分で恋をしていたのだなと思いました。しかし、エドワードの家族に会いに行くのは駄目だろう。

色々書きましたが、最後まで興味を持って観ることができたし、それなりに面白かったと思います。疑問に思う部分が多かったのでスッキリしなかったかな。

鑑賞日:2023年11月24日
鑑賞方法:BS松竹東急
(録画日:2023年2月12日)
福福吉吉

福福吉吉