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ある天文学者の恋文のqpのレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
2.0
 天文学者のエドは教え子のエミリーと恋愛関係にありました。エミリーはエドが急逝したことを知りますが、その後もエドからメールやプレゼントが来て、という話です。

 最初からエミリーとエドは愛し合っていて、エミリーとエドがぞっこんな理由が分かりません。エミリーはスタントマンなど危険を冒すような職業で他の人とあまり交わらない性格ですし、エドは家族持ちのようですので、なおさらです。

 エド死後もエドからエミリーにメールが来ます。予約送信をしているのかなと思いますが手が込んでいるので、誰か代わりにいてエイミーをもてあそんでいるのかと色々考えさせられます。そもそも、エドって何者だろうとエドの真実が分からなくなります。

 その後、映像がきれいな中、エミリーと一緒に謎解きを進めることができました。でも、エミリー以外の人がよく分かりません。これはエミリーは周りの人と関係を断っていたからだろうと感じました。

 エドはエミリーのことをよく理解し、心底愛していたことが中盤で分かります。エミリーの性格であったり、スタントマンをやっている理由などもエドの独白で分かってきます。ただ、エドからのメールやビデオは悪い意味で自分の中では拍子抜けであり、エミリーは母親やエドの家族との関係があっさりすぎと感じてしまいました。

 天文学は2人を繋げたものであり、エドの言葉を綺麗に表す表現でした。この映画は愛している人に対して現実にできることで収めている一方、私は序盤の謎から色々期待してしまい、個人的には悪い意味で裏切られてしまった感じです。
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