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先生と迷い猫のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

先生と迷い猫(2015年製作の映画)
3.0
堅物な森衣恭一(イッセー尾形)は学校を定年退職し何年も経つもいまだに“校長先生”と町の人々には呼ばれている。
決して親しまれているわけではなく、威圧的で上から目線な態度の為に距離を置かれているのだ。
妻を亡くして以来、家に訪れるのは野良猫のミイ(ドロップ)だけ。
ミイの存在も疎ましかっていた恭一だったが、ある日からミイが全く来なくなってしまった。
逆にミイを探し始める恭一だが、美容師の井上容子(岸本加世子)や松川真由美(北乃きい)も
それぞれミイに名前をつけて愛していたらしく探していた・・・。

実話ベース作品。
ミイを演じてた猫のドロップがタレント猫という事で何かのバラエティ番組で紹介されていたのたまたま見て、この作品に興味は持ってました。
ブロック塀の上を歩くのも完璧に演技していたらしく驚きましたよ(笑)

で、この作品は猫を取り巻く人々の交流という事がメインなので途中からドロップの姿は画面に登なくなる。
あくまでもイッセー尾形演じる堅物爺さんがただの偏屈ジジイではないという事が町の人々に理解されていく様を見せるもの。

でも本当は昔からユーモア溢れる先生だったという事が終盤に分かります。
“愛感同一”
コレはウケた(笑)
もっと深い意味があるのかと思ってたのに(笑)

ラストはしみじみさせてくれます。