軽蔑っていうのは、
女性に多い感情なのかも。
と考えさせられた。
だから、この映画は多くの男性には理解しがたく、
劇中の男性と同じく、
彼女の変わりゆく心と態度に
なんでなんで??
って、理由を求めるんだとおもう。
言葉で原因の説明を求めて、
解決をしようとする。
でも、きっと、私の解釈では、
軽蔑という女性の気持ちは
なんでこうなってしまったか、
理由はあったけど、
言葉にしたくない、
言葉に簡単にできないし、
言わなきゃわからないなら、
言ったってわかんないでしょ、
聞かれれば聞かれるほど、
もう話したくもなくなってきて、
果てには解決すらしたくもなくなってくる。
というような、
非情で、理不尽で、自己的で、
やっかいな、感情を
映画にしてしまったものだとおもう。
オデュッセイアの引用も
意味不明さを増すのかもしれないし、
周りの多くの人はよくわからないとはなしていたけど、
私はブリジットバルドーにすごく
感情移入できた。
あと、使われてる曲もいいし、
建築的にもすごく魅力的なものが
出てきます。