ムース

光をくれた人のムースのネタバレレビュー・内容・結末

光をくれた人(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

海辺や島の風景が美しい。それと同時に吹き荒む強い風の音が印象的。美しいが寂しい。孤独で気がふれるのも納得の灯台守の職場環境。
私なら滞在半日でギブアップするかも…

それなりに面白かったし考えさせられた作品で、映像もとてもキレイで、抑えめの音楽も好みです。演者もみな素晴らしい。
でも、感動はしなかったな。


以下、個人的気になる点。

なんでイザベルは妊娠しても里帰りしなかったんだろ?出産予定日の直前に船に乗るつもりだったのかしら…(ストーリーの展開上、流産させる必要があったというのはキツすぎない?しかも二度も)


あと、ハナが『グレースが懐かない』って言いに来たことがきっかけで罪の告白をするイザベル、という流れがどうにも気になる。

イザベル的に、トムに罪を負わせた罪悪感からの贖罪というより、子供が戻ってくるかもしれない可能性に賭けたように見えてしまった。(手紙を読んで、夫の愛情を再確認したのが正解なのは分かるんだけど、なんだかモヤる)


ファスベンダーがちびっ子と戯れるシーンは、微笑ましくて素敵でした。あのシャークスマイルは良すぎる笑
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